Bookmaker豆知識:日本では
日本の法制度の中で、ギャンブルがどう扱われるのかについての豆知識です。
日本の公営ギャンブル
日本の公営ギャンブルには、公営競技と公営くじの2種類があります。
公営競技は、競馬、競輪、競艇、オートレースの4種類です。これらの公営競技では、「投票券」が販売されていて、的中すれば、配当金を受け取ることができます。
「投票券」は、基本的に、「未成年者」「学生・生徒」の購入は認められていません。ただし、競馬のみ20歳以上であれば、学生・生徒の購入ができます。
これらの公営競技は、収益の一部が、財団や地方自治体へ還元されることになっており、地方自治体にとっては、貴重な財源となってきましたが、最近はギャンブル離れの傾向があり、
運営経費との関係から、十分な収益をあげることができず、撤退する地方自治体が増えています。
一方、公営くじには、宝くじとスポーツ振興くじ(toto)の2種類があります。
宝くじは、的中率が低い、という理由から、購入者の年齢制限などは、ありません。
スポーツ振興くじは、2001年より、サッカーのJリーグを対象に、開始しました。
スポーツ振興くじは、19歳未満の購入が禁止されています。
公営ギャンブル以外のギャンブル
公営ギャンブル以外のギャンブル(もしくは、そういった要素を持つ遊戯)は、パチンコ・パチスロ、麻雀、カジノなどがあります。
パチンコ・パチスロ、麻雀については、その営業について、「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律(風適法)」により、規制されています。
その中でも、パチンコ・パチスロだけは、景品への交換が認められており、また「三店方式」と呼ばれる独特の方法で、実質的な換金が行われています。
麻雀についても、風適法において、パチンコ・パチスロと同様の業態として規制されているが、景品への交換が認められていないため、換金を伴うゲームは、基本的に違法です。
また、カジノについても、換金できないチップを用いて、ルーレットやポーカー、ブラックジャックといったゲームを楽しむことは合法であるが、チップが換金できる場合は違法となります。
そのほか、「偶然性の要素を伴う勝負」については、「ギャンブル」とみなされる可能性があります。
囲碁、将棋や花札などのゲームに金品を賭けることは違法です。また、スポーツの結果を利用して行われるギャンブル(野球賭博など)も、基本的には違法です。
海外のギャンブルを楽しむ
例えば、ラスベガスで日本人がカジノを楽しむ場合、これは合法です。というよりも、刑法で定義される「国民の国外犯」の範囲に、「賭博行為」が含まれていないため、「刑法外」となり、処罰対象となりません。
一方、最近のインターネットの発展によって、海外のスポーツブック(またはブックメーカー)や、オンラインカジノに日本から参加できるようになりました。
これらについては、それを主催しているサイトが、まず合法かどうか(それは、国、もしくはアメリカの場合であれば州が認可しているか)によります。
合法的なサイトで運営されるものに参加している場合は、現在の法制度の中では合法です(というよりも、それに対応した法律がない、というのが現状です)。
ただし、あくまでも自己責任となりますので、利用するサイトが優良なサイトかどうかは、よく確認したうえで利用することが必要です。